合唱フォーラム(承前) [楽曲内容]

【やさしい魚】
「鳥が」
6/8は日本人が苦手な拍子だと言われている。これは実は二拍子である。2拍で回転する、というイメージである。
〈つぼみを〉〈を〉で伸ばす部分に膨らみ(クレシェンド。デクレシェンド)
〈はをしげらせる〉〈げ〉で伸ばす部分に膨らみ(クレシェンド。デクレシェンド)
 ★全体に言えることだが、この膨らみの指示をすると、大きくしっぱなしで弱めない人がいる。ちゃんと小さくする。
 〈trara〉明るく、軽く。
 42ページ下段からは特に、ときめくような感じ。アルトのすばらしいボカリーズの前哨戦であり、ここで、何か素敵なことが起こる、という予感を聴衆に抱かせねばならない。
 最後の 〈trara〉タイで伸ばすところ、遅れない。
 次のピアノ〈とりが〉かなりゆっくり。そして、明るく。四小節ワンフレーズ、ノンブレス(カンニングで対応)
 〈そして〉このあとに、重大な宣言が来るので、ここはどっしりと、分厚い感じで。
 〈とりのように〉マルカート、〈花のように〉レガートの対比は、後半を充分に柔らかい感じにすることで際だたせる。

【火の山の子守唄】
 全曲だったので、指示はあまり多くありません。音取りに時間をやや取られました。私が苦手なマカーム旋律風のところはみなさん、苦労なさっていました。
「青い花」
 恋の花はまだ咲いていない、その予期、未来への空想、というようなものがある。「かもめ鳴く町の影吸わせたなら」など、非常に粋。そういう言葉を感じて。
〈ゆれる〉のY子音テヌート
〈はるたつかおり……〉華やかに
〈ふたば〉のF子音テヌート
 ラララで旋律を歌ったあとの〈ひとしずくのみなみのうみ〉ソプラノ〈しーず〉〈みーの〉少しわける感じ
〈きみのめに〉甘く
 最後の〈ふたばに〉〈に〉で伸ばすところ、メゾアルトの音型に沿ってふくらませる(クレシェンド、デクレシェンド)★ソプラノもやる。

「夢幻」
〈tun〉のところは、他のパートを頭の中で歌う。

「傘もなく」
〈このての〉以降の、ソプラノ・メゾが順に歌い止めていくところは、引く。(ソプラノなら〈こ〉と出したら引く、メゾは〈て〉と出したら引く。以下同じ。★私の予想は外れました(笑)

「落葉」
 特に指示なし。

「夏のデッサン」
〈はすのはな〉後半に向かってクレシェンド
〈たびのはての〉この部分のクレシェンドは、空間が広がっていくような感じ。
〈tun 〉のところは、他のパートを頭の中で歌う。

「ぼくという名のひとり」
 特に指示なし

「春」
〈こいよ〉のK子音テヌート
★スタカートテヌートは、8分前後の長さで切るような歌い方。余韻がある感じよりは、ぱっぱっと切る感じの指揮でした。でもそれは私たちがあまりに切らなかったせいかもしれない……。

「火の山の子守唄」
〈よるが〉のY子音テヌート
〈ねむれ〉1番カッコの中でリタルダンド
 最後のppに行く前の〈ひとりで〉〈で〉でリタルダンド 

 以上です。
 記憶と楽譜への書き込みに頼って書いていますので、落としていることがあれば、他の参加者の方、適宜訂正してください。

 

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