【風の季節・花の季節】まとめ [楽曲内容]

たまです。
『風の季節・花の季節』は今日で一段落だということなので、これまでのまとめをしておきます。
繰り返しになると思いますが、もう一度確認しておいてください。
全体の曲の流れをしっかりと把握し、かつ、細部の表現をよく理解して、次回の練習の時には、後戻りしないようにがんばりましょう。
〔★はたまの私見、及び、本日の練習の録音から感じたことです〕

『雪の絵本』
★指揮者の指示は、総体として緊迫感を示しています。雪に降りこめられることのある種の切迫感。最初はそれほどでもない緊迫感が中盤の掛け合いで高まり、そして「時の白い」という部分で明るくなって緊迫感がややとける。雪が作る白い闇の彼方に明日へと向かう光が見えて終わる、というイメージです。
【A】〈雪のふりしきる日は昨日と今日の境がなかった〉……ピアノのまま、大きさを変えない。音程「さかい」が上下各パート低いので注意。五度での行きつ戻りつをしっかりと。(★戻ってくるときに低い!)
 アルト二度目の〈境がなかった〉の前でブレス。〈ゆき〉のゆはI(アイ)が入ることを意識する。〈き〉は平べったく開かない。口は〈う〉の形から大きく変わらない。
【B】〈南の島の~話も〉……ぶちぶち切らず、一つの線で歌うように、なめらかに。
〈そだをくべるように〉……〈を〉〈る〉〈に〉が大きくならないように。〈そだを〉〈くべる〉〈ように〉それぞれまとまるような感じで。
【C】〈雪のふりしきる日は昨日と今日の境がなかった〉……音程〈さかい〉下がらない。
 ソプラノ・フレーズの最後のフェルマータ部分……一旦確実に音を止め、それからクレシェンド。
【D】〈ゆき〉の繰り返しで執拗な感じを意識をして歌う。テンポアップするピアノをきちんと聞いて、遅れない。
 〈こどもの〉ピアノから始め、長いフレーズでクレシェンド。〈の〉〈と〉など長くなる音が大きくなりがちなので、大きくしない。
 〈ゆき〉で掛け合いをやるところは、互いを意識して。32小節の〈ゆ〉でそろうところが強さのピーク。そのあとはエコーだと考える。後半からクレシェンド。
 ★〈馬の吐く〉の〈は〉のH音が聞こえず〈あく〉と聞こえる。
【E】メゾ〈U〉インパクトを持って入る。〈むかしのみちも〉の音を取り直す!
 38小節は音が明るくなるところなので、決して暗くならない。
〈しろい〉S音を意識するが、音はむしろsubP気味に。★アルトが遅れて入ってくるこの小節は音がいまいち合っていない。
 〈が〉で伸ばすところ、小さくならないように。
 45小節は、伸ばしているソプラノ、メゾは動いてきて重なるアルトにテンポを合わせる。45小節頭の〈た〉はテヌート。★ここがきちんとできていないので次の〈つづいていた〉の入りがバラバラ。


『だれもいそがない村』
★コミカルに、という指示。少し遊ぶような感じがあってもいいのかも……。ただきれいに歌えば完成という曲ではないと思う。
【A】〈あの丸木橋をわたると~〉1回目のユニゾンは序章で、三部に分かれる2回目から物語が始まる、という意識を持つ。
 スタカートは切りすぎないが、きちんとつける。
 〈丸木橋〉は丸みが分かるような歌い方を工夫する。
 ★〈むら〉でdに上がるところ、音程も発声も悪い。
【C】メゾ〈まめのつるにまめのはな~〉レガート。★〈な〉で上がりきっていない!
 〈そのままで~〉から〈かげぼうしになる〉にかけてリタルダンドしながら大きくする
【D】〈北の大臣と〉〈南の酋長が〉……遅れない。
 〈ほんと〉1回ごとに大きくする。★〈ですか〉〈すか〉は抜き気味でもいいという指示でしたが、〈で〉まではクレシェンド。大きくなっていなくて腰砕けな感じ。
【F】〈まるい木の実にやすむかぜ じゃんけんしてるこどもたち〉歌いこまず爽やかに。ソプラノの「U~」は、風を表しているので、より軽く。
 〈そのままで~〉は、アルト、メゾ、アルトと3回通す間にリタルダンドしていき4回目のソプラノ、アルトのユニゾンからコンモートなので、遅れない。(★メゾの音程が悪い)
 ★〈A〉下の方から出始めるので、少ししゃくるような感じが各パート共にある。
【G】〈西でトラックが〉……出る位置を間違えない。〈東で貨物船が〉出遅れない(★ここ、バラバラです)。


『移る季節』
●白い可憐な花で埋まった高原をイメージして。空が高く、空間が広い感じで。
【A】〈白い花〉の〈は〉に開くところは、平べったくもやけに深くもならないように、明るい「あ」で。
 この部分は4小節ワンフレーズ、ノンブレスでなめらかに。
〈地球の丸みに気がつく〉三部に分かれて、ここから音楽が大きく動いていくので、和音をよく感じること。
【B】〈くものかげがゆき〉助詞部分が大きくならないように注意。
 〈ひとつ〉のH音を出す。(いとつに聞こえる)
【C】メゾ〈わたしたちがみちしるべさがして〉4小節一息で。
【D】ア・テンポなので遅れない。〈やますそに〉この〈に〉伸ばす音なので大きくなりがち、ここは引き気味に。
【E】〈花の季節〉のH音を出す。
【F】メゾ・ハミングをしっかり出す。〈U〉入りをはっきりと(★ただし下からしゃくらない)
【G】アッチェレランドに乗り遅れない。(★指揮にかなり遅れを取っていたので注意!)

『われもこう』
●ピアノ伴奏とは対照的にのびやかに歌う。フレーズの最後まで力を抜かず、休符の直前まできっちり伸ばす。
【A】休符でしっかりブレスをしつつも、前へ歌う。(★新実先生の指導で、ブレスも表現に使う、というのがあったが、そんな感じか)
【B】〈わすれても〉のW音出す、メゾ〈うたうのはわすれても〉流れない。むしろ区切って歌うぐらいの気分で。
 アルト35小節〈のべの花は目に〉一息で。
【C】〈都を出て〉以後、どこが主旋律ということはないので、互いに自分のパートをアピールするように。ただし歌いすぎてピアノ伴奏に遅れないこと。
〈かおをわすれ〉3連符が遅れぎみ。アッチェレランド気味に、勢いよく駆け上がる感じで。そのあとの〈わすれ〉の〈わ〉にアクセントを付けないように。
【D】〈えんじ〉のNの音、なめらかに移っていく感じで。〈いろ〉で言い直す。
【E】音量は小さいままで淡々と、歌詞だけを浮かび上がらせるように。母音を長めにする。K音が繰り返されるので、子音を少し長く。〈おくらん〉母音Uを深く。
【F】〈われもこう〉〈はなばなに〉なめらかに。
【G】〈川の音が遠く〉一息で。〈はなばな〉クレシェンドの始まり部分で少し音量落とす。
 〈つぶやきあふれ〉三連符はテヌート気味に。以後、アクセントとマルカートを忘れない。メゾの二度目の〈わたしは〉はレガートで。
 最後の〈す~〉で伸ばす部分は、きつくならないように。
 最後のハミングはアクセントを付けない。茫然自失な感じ。

『南の絵本』
●この歌の世界は広々としているのだというイメージを常に持って、のびのびと歌う。
●また、四度の和音が基調になっているので、それを感じること。
●エコーになっているところは順次小さくしていく。クレシェンドはただ強くしていくだけでなく、一度落としてからまた膨らませるというように、効果的に使う。
【A】〈いそがなくたっていいんだよ〉〈が〉鼻濁音。〈て〉えの発音注意。〈んだ〉鼻に。〈オリイブ〉「おりーぶ」にする。リとイを分けない。(★しかも均一に伸ばすのではなく、後半は軽くなる感じ)
【B】〈いそがなくたって〉最初と音色を変える。
 18小節〈よ〉で伸ばすところ、ピアノで入って、クレシェンド。
【C】〈汽車〉遅れない。〈ジプシイの〉ここのクレシェンドは多めに。乗り遅れることも喜びに変える感じ。
【D】クレシェンドの盛り上げ方を考える。〈らいせ〉で一度ピーク、そこから少しデクレシェンドして、また〈たどり〉でクレシェンドをかけていく。〈はがき〉がっしりした感じ。力をこめて歌う。
【E】〈はしっても〉はっきり聞こえるように。特に〈はし〉。〈も〉ばかり大きくしない。
【F】〈あるいてとどけても〉クレシェンド
【G】〈よ〉で伸ばすところ、きちんと伸ばしきる
 〈たねをまく人の歩く速度で〉一息で。もっと一つの線で歌い、上下にがたがたしない。ユニゾンなので、全体できちんと響きを合わせる。

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