COVID19と合唱1 [歌うことについて]

COVID19に関する情報
日本では現在、陽性者数およそ17,500 死者935 となっています。
10万人当たりの死者数は0.74人でアジアではトップに位置します。
欧米での死者数は、アジア諸国と較べると極端に高い(100~200倍)ので、人種差であるか、ウィルスの違いかと言われていますが、ともかく日本はアジアなので欧米の死者数などと較べても仕方がないです。
6月初めの抗体検査では東京で0.1%とかなり少ないことがわかりました。おおざっぱに見て、検査済みの感染者の10倍ほどの感染者がいたということです。致命率は5.3%と出ていますが、実際にはその10分の1ほどの0.5%と考えることができます。重症化率などがわからず、危険度があいまいですが、ともかく致命率はこのくらい、ということです。インフルエンザ(以下フルー)は、世界的に0.1%の致命率(日本ではもっと低い)といわれていますから、それと較べると5倍。日本の高齢のフルー致命率と較べても10倍の高さです。フルーの感染者は医療機関受診者による推定値で1500万人ほどで、1万人ぐらいの方が亡くなります(超過死亡による計算で)。2000万人くらいが予防接種していると言われていますが、それでもこの数、かかるわけです。
もしもフルーのように広がればCOVID19では10万人ほど亡くなるということです。

けれども、この抗体検査が示すのは、フルーのようにホイホイとは移らないということ。そしてちょっと風邪っぽいかも……程度で通り過ぎる人が大多数だということです。重症化率は、いわれていることがバラバラでよく分からないのですが、致命率から考えて1割程度と見ると、1%ぐらいが重症化すると考えられます。
COVID19が日本でそれほど広がらなかったのは、一つは、移りにくい株であるということなのだと私は考えています。だってフルーは日本でもアメリカでも1000万人単位でかかっているわけで、生活習慣の違いなんて、フルーはものともしていないわけです。マスクをすれば、そうは移らない、つまり、相当大量にウィルスが出ないと大量の人に感染させられない、そういうウィルスなんじゃないかなーと。
とにかく信頼すべきデータ分析などがないに等しく、メディカル論文は難しくて手が出せないので、当て推量を述べているだけです。
(次のページに続きます)

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本日の練習 [練習内容]

萠ではzoomによるリモート練習をしています。
録音が部分的にしかできなかったので練習内容をブログにてお知らせします。

【発声練習】
●犬の発声
 ハッハッハッハッと犬の呼吸を真似して発声する。一回毎に吸う吐くをして永遠に(笑)繰り返す(8*2の連続で一回とする。)

●口の動かし練習 あいうえおを順番にずらして発音。なるべく大きく口を動かすこと。できるようなら早くする。
 あいうえお/いうえおあ/うえおあい/えおあいう/おあいうえ
 すきくけこ/きくけこか/くけこかき/けこかきく/こかきくけ

 サ行以下は各自で。

●【ラスト・ロウズ・オブ・サマー】を歌いました。

フィンランディア 二番歌詞の練習
例によって片仮名読みを書いておきます。
●歌詞の仮名書きです。
【フィンランド語発音の基礎・再掲】
母音 a  e  i o (日本語と同じ母音) u (深いウ)
   y ウの口でイ
   ä アの口でエ だらしのないア
   ö  オの口でエ

子音 特殊なもの r 巻き舌の r
         j  y jan = ヤン
         ts  ツ

kukka、kullan、herra、matto のように子音が2つ重なる場合は、クッカ、クッラン、ヘッラ、マットのように音がつまる。
hammas のように「mm」が重なったときは「ハンマス」のように「mm」の最初の「m」が「ン」の発音になる。
aa のように母音が重なるときはアーと伸ばす

シ→英語のsi (スィ)
(ル)→母音が入らないアールrまたはエルl アールの場合は巻く
(ス)→母音が入らないエスs
(ト)→母音が入らないティーt
 特殊発音 色つき


オイ ノウセ スオミ ノ(ス)タ コルケアッレ
 ー(ス) セッペ スールテン マイ(ス)トイェン
オイ ノウセ スオミ  イティ(ト) マーイルマッレ
  エッ カ(ル)コイティ(ト) オルユーデン
ヤ エッテ(ト) タイプヌ(ト)  ソッロン アッレ
オン アーム(ス) アルカヌ(ト) ンマー

淋しい海辺で
 最初のソロ(ユニゾン)のところの歌詞と音取りを簡単にしました。次回はもうちょっと淋しい海辺でをやります。
On suuri sun rantas autius

On suuri sun rantas autius, sitä sentään ikävöin:
オン スーリ スン ランタ(ス) アウティウ(ス) シ センターン イヴォイン

Miten villisorsan valitus soi kaislikossa öin.
ミテン ヴィッリソ(ル)サン ヴァリトゥ(ス) ソイ カイ(スリ)コッサ イン
 ここまで。次回はこの続きです。

Joku yksinäinen eksynyt, joka vilua vaikeroi,
Jok’ on kaislikossa kierrellyt eik’ emoa löytää voi.

Sun harmajata aaltoas olen katsonut kyynelein,
Ens’ surunsa itkenyt rannallas mun on oma nuoruutein.
On syvään sun kuvasi painunut ja sitä ikävöin,
Olen villisorsaa kuunnellut mä siellä monin öin.

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コロナ禍における合唱活動を考える [歌うことについて]

コーラス・カンパニー オンラインセミナー 【学び舎 遊人シリーズ】
緊急企画 「コロナ禍における合唱活動を考える ­ 公衆衛生学の見地から
      ~私たちはいったいいつになったら歌えるのか?」

三道ひかり(保健学博士、日本音楽療法学会認定音楽療法士)
本山秀毅(合唱指揮者、大阪音楽大学学長)
坂元勇仁(レコーディング・ディレクター)



聴講したので概要を記します。テキトーなところも多々あります。(*はたまの注記です)近日中に録画がYouTubeで見られる予定。ただし日数限定。 また、レジュメも出ると思いますので、簡単なものです。



参加者720名

東京・神奈川・埼玉の人中心に全国から。50代以上が7割。

合唱練習の再開については開始し……ている10% 間もなく開始40%/しばらく休む50%/未定10%(多分)



合唱連盟は今月末にガイドラインを出す予定(遅いっ!)



以下三道ひかりさんの解説中心に話が進む。

三道さんの専門は公衆衛生。音楽療法は対個人でやるが、そこから興味の範囲を広げ、音楽活動による団体的な精神の安定というあたりへ移った。

結論的には

芸術活動への参加はコーピングスキル(ストレス低減のための技術)への直接的影響があると考えられる。

合唱はヘルシービヘイビア(健康的な行動)につながる活動であり、合唱に関わる者は社会の健康度を上げる責任を持っているのではないか。

ヘルスプロモーション(健康増進)=今持っている健康を最大限活用し、よりよく生きることを支援する。健康を啓蒙していくというようなもの。

その観点から合唱の重要性を論じることができる。



歌を歌うことによる効果……身体的効果。心理的効果。人と繋がる。人前で演奏する=見た目に対する意識。創造経験の喜び。すべて保健資源と言える。



合唱の目標をどこに置くのかを明確化する。何のために歌うのかをもう一度考え直す。



以上、合唱の効用。不要不急ではないと訴えかけるべきポイントの解説。



以下COVID19と合唱について



歌うことによって飛沫が出る。母音ではI、子音ではdbg が飛沫が出やすい。

大きな飛沫は90センチぐらいの間に落下するが、小さな飛沫はエアロゾル化し、空中に漂う。数時間は漂っていると言われている。



マスクをすることによる飛散の低減効果ついては、ドイツにおける実験がある。

普通に発声すれば、呼気はかなりの量が前方へと飛んでいく。

サージカルマスクをすると上部に気体が抜けていく。量も少ない。布マスクも同様だが、サージカルよりは漏れが大きい。

フェイスガードは下へ抜けていく。量的にはマスクよりも大きく、フェイスガードの効果はいまいちな感じである。(*このセミナー以外のほかの実験では、下から抜けて結局拡散してしまうので効果が無いというものもある。)



合唱用マスクのようなものの開発が求められる。



密閉した空間にいると、エアロゾルを吸う確率が高くなるので、喚起をする。窓もドアも開け放して歌うのが良い。扇風機を併用するのも良い。

歌っている最中に換気が出来ない場合は、人が部屋から出て、換気をする。30分に一回、5分くらいか? 実証的データが無いので何とも言えないが。



ノルウェーでは空間バッファー(緩衝帯)2㎡ 演奏者3㎡ 横゜1.5メートル 前後2メートル 相当広い空間が必要である。

ノルウェーのこの見解を見たイギリスの人は、ノルウェーならできるかも知れないが、イギリスじゃ無理、と言ったそうだ。地域、状況によってフレキシブルに考えなければならない。



そういう状況を回避するため、海辺で歌う。屋外で歌うなどとしている団体もある(アメリカ)。



その他の注意事項としては、楽譜を共用しないなど、触れ合いの機会を減らす。

また、歌の練習よりも、合間のおしゃべりの方が感染確率を高めていると思われる。そういうことに注意する。



まとめ

1ワクチンや特効薬のない現状では、活動再開には十分な注意が必要

●合唱活動を行わなければ感染リスクは抑えられる。

●活動再開は感染リスクを引き上げる。



2地域・コミュニティにあった合唱活動を模索する。

●活動再開は地域の状況を見て、柔軟に。

●他ジャンル(スポーツ、ダンスなど)がどうしているかを知る

●ステイクホルダー(役場、医療機関、社会福祉協議会)などと共同できると、地域と繋がりを作りながら、合唱活動への支援が得られる。



3柔軟な合唱の形を考える

●ストリーミング需要のさらなる拡大(音楽産業の転換期)

●テクノロジーを取り入れることを恐れずに



*リモート合唱などの試みを評価しているが、聖歌隊で歌ってきた合唱少女なので、歌うことの意味を理解した上での発言である。

*三密回避、マスク着用等、すべて、その場に感染者がいる、という前提の動作である。しかし、もしも感染者がいるとすれば、このような努力によっても防げない可能性はある。もちろん感染リスクは下がるだろうが、絶対ではない。話題の中には特に感染させやすい人がいるという話が出た。声が大きいとかそういうのではないらしい。具体的などんなタイプなのかわかっていないので、ほとんど都市伝説である。もしもそうであれば、合唱の再開とは何なのかをみなが理解した上で足を踏み出すしかないだろう。

*聴講者のアンケートでは、団員の歩調がそろわない、指揮者と団員の間に溝が在る、等の意見も出た。どうすべきか、ではなく、どうしたいのか、それを基礎にして考えていかねばならない。私たちは今まで非常に安易に歌ってきたが、それ自体を見つめ直すべき時なのだと言われたように思う。

*本山先生の発言はすべて理にかなったもので、共感するところ大だった。合唱は立ち直れるはず、とおっしゃっていた。


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本日の練習 [練習内容]

萠ではzoomを用いたリモート練習をしています。アンサンブルは無理だけど(タイムラグがある)、音取りとか譜読みとかできることをやっています。

今日はフィンランディアの歌詞と音取りです。録音をミスりました。すみません。こちらを参考になさってください。
●楽譜の変更
 三段目最後の小節 付点2分音符と4分音符ですが、4分音符を8分音符に変更、付点2分の方を8分音符分長くします。

●歌詞の仮名書きです。
【フィンランド語発音の記憶・再掲】
母音 a  e  i o (日本語と同じ母音) u (深いウ)
   y ウの口でイ
   ä アの口でエ
   ö  オの口でエ

子音 特殊なもの r 巻き舌の r
         j  y jan = ヤン
         ts  ツ

kukka、kullan、herra、matto のように子音が2つ重なる場合は、クッカ、クッラン、ヘッラ、マットのように音がつまる。
hammas のように「mm」が重なったときは「ハンマス」のように「mm」の最初の「m」が「ン」の発音になる。
aa のように母音が重なるときはアーと伸ばす

シ→英語のsi (スィ)
(ル)→母音が入らないアールrまたはエルl アールの場合は巻く
(ス)→母音が入らないエスs
(ト)→母音が入らないティーt
 特殊発音 色つき

Oi, Suomi, katso, sinun päiväs' koittaa, オイ スオミ カッツォ シンヌン ヴァ
yön uhka karkoitettu on jo pois, ン ウフカ カ(ル)コイテットゥ
Ja aamun kiuru kirkkaudessa soittaa, ヤ アームン キウル キ(ル)ッカウデッサ
Kuin itse taivahan kansi sois'.  クイン イッツェ タイヴァハン カンシ ソイ(ス)
Yön vallat aamun valkeus jo voittaa, ン ヴァッラ(ト) アームン ヴァ(ル)ケウ(ス) ヨー ヴァイッター
Sun päiväs' koittaa, oi synnyinmaa. スン ヴァス コイッター オイ シュニュンマー

●歌詞の音符への付け方
長く伸ばす音で二重母音の時は、二番目の母音が、音の最後に。
キーーウル という感じ。

歌詞の意味
https://blog.goo.ne.jp/hirochan1990/e/5e0a37cccfc9128ef656c502b36f5f36

日本語歌詞のいろいろ
http://hatoyama-ch.life.coocan.jp/fujisawa/CallPeace/SongExplain/Finlandia_explain.pdf

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淋しい海辺で [連絡事項]

次はフィンランディアと淋しい海辺での譜読みをします。

Finlandia
https://www.youtube.com/watch?v=6-AdrjjL5WU

淋しい海辺で
https://www.youtube.com/watch?v=pI16H3UvL5k&list=PLMxDabrj4cRn_zist5G90LPivMnlWk-h4&index=15&t=0s

Finlandia 同じ合唱団でフラッシュモブ こういうこともできなくなるのでしょうか……
https://www.youtube.com/watch?v=0vq4lYpxXTk
ちょっと民族音楽っぽい歌い方してますね。


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川辺で泣いていた [楽曲内容]

 カタカナで書き起こしてみました。
 文字色が赤のものはウムラウトなど子音の特殊発音 
(ク)(ル)などは母音を発音しない「k」「l」
 ヤはィヤという感じです

Läksin minä kesäyönä käymään  クシン ミヨナ
siihen laakshon kussa kuuntelin päivää,    シーヘン ラー(ク)ソホン クッサ クーンテリンヴァー
Kussa lintuset laulaa,      クッサ リントゥセッ(ト) ラウラー
Metsäkanatki ne pauhaa,    メツァカナ(ト)キン ネ パウハー
Ja mun sydämeni etsi lepoa ja rauhaa.  ヤ ムン シュダ メニ エツィ レポア ヤ ラウハー

Katsoin minä alas vetten puoleen,   カツォイン ミ アラス ヴェッテン プオレーン
Näin rannalla tytön ihana ja nuoren,  イン ランナッラ ティン イハナ ヤ ヌオレン
Joka istui ja itki,          ヨカ イ(ス)トゥイ ヤ イ(ト)キ
Katsoi aaltoja pitkin,        カツォイ アー(ル)トヤ ピ(ト)キン
Ja hän oli surullinen joka hetki.     ヤ ン オリ スルッリネン ヨカ ヘ(ト)キ


三番以降もあるようです。ラヤトンの歌でお楽しみ下さい(一部歌詞に異同あり)

"Mitä itket sä raukka rannalla yksin?--
[Ja sun silmistäsi veet vierivät] nytkin.
Mikä tuska ja vaiva
Sinun syäntäsi kaivaa?
[Ei anna syänyölläkään] hoivaa."

Hän vastasi: "Sepä suru mua vaivaa,
Kun ei koskaan tule takaisin se laiva,
[Jossa] kultani kulki
Poikki aaltojen julki,
Minun jätti ja surun [syämehen] sulki.

Jo nyt outellut olen viikkoa kaksi
Juuri tyhjään, näy ei tulevaksi;
Mikä mahtanee olla!--
Jopa taisiki kuolla,
Vain on vankina meren toisella puolla."

Ja hän katseli vähän aikaa vielä,
Näki aalloilla pilven punertavan siellä;--
Pilvi ei ollut vainkaan,
Tunsi kultansa laivan
Ylistetty nyt luoja maan ynnä taivaan!
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夏の夜に [練習内容]

フィンランド語の民謡 夏の夜に 歌詞の読み方

母音 a  e  i o (日本語と同じ母音) u (深いウ)
   y ウの口でイ
   ä アの口でエ
   ö  オの口でエ

子音 特殊なもの r 巻き舌の r
         j  y jan = ヤン
         ts  ツ

kukka、kullan、herra、matto のように子音が2つ重なる場合は、クッカ、クッラン、ヘッラ、マットのように音がつまる。
hammas のように「mm」が重なったときは「ハンマス」のように「mm」の最初の「m」が「ン」の発音になる。

●アクセントは常に第一音節

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コンサートの中止 [案内]

三月に引き続き、四月もコンサートは中止になっています。川上村のデル・クオーレ、横浜の緑フラウエンコールなどです。緑フラウエンコールは10月に延期とのこと。
例年5月にある八ヶ岳合唱の輪コンサートは中止。来年の同時期開催予定です。
ついでに、秋のフォーラムは、去年、台風で流れた信長さんでいくとのこと。何とかなるといいですね。
5月のロ短調ミサも中止。来年まで延期。
おかあさん大会県大会中止。録音審査。
今のところ、情報はこれぐらいです。

合唱関連は、COVID19関連で壊滅的被害を受けると思います。
今後、ワクチンが開発されて、沈静化するにしても、です。
余裕のある方は、プロの活動に支援を考えて頂ければ幸いです。
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サウンドオブミュージック 練習用音源

かおるさんがYouTubeで、役に立ちそうなものを探してくれました。
子ども向けです。そのため、ミックスリストが作れません。個々に聞いて下さい。

https://youtu.be/TiDDLfjFrpo
Sound of musicのテーマ

https://youtu.be/BIXKVhJRqfY
My favorite things 読みの練習

https://youtu.be/06JmQ43hmAo

My favorite things の歌バージョン
https://youtu.be/JwpbB-nJQGk
Climb every mountain

https://youtu.be/Rq3XrplWsuI
Do Re Mi song

https://youtu.be/5GQ1Dk2HImM

ちょっとききとりにくいですが、ミュージカル風コンサートでのプロの歌唱
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日本語の発音 [歌うことについて]

今日の練習で、「ん」の発音は4つあるのではないか、という指揮者の指摘に従い、ちょっと調べました。
http://daijirin.dual-d.net/extra/nihongoon.html

日本語の音声 という部分をご覧下さい。
全部、読むと、なるほど、という感じになります。

「ん」について、だけ簡単に抜き書き・解説します。(全部日本語の話)
「ん」は後続の子音に影響されて、音が変化する特殊な子音である。基本は鼻音。

●次に音が何もない場合(語末)口蓋垂音「ɴ」
  *口蓋垂とはのどちんこ。のどちんこで声をせき止めて、口から出すべき声を鼻から出す。
   「さん」「かん」
● 両唇音の[p][b][m]の前では[m]
  * 両唇音とは上下の唇を使う子音のこと。このほか「わ」「ふ」があるが、ここでは関係ない。
   唇を閉じる都合から、[m]になる。しかしゆっくり発音すれば「ɴ」[m][p]となるのであって、積極的な[m]の発音ではない。「さんま」「さんば」「さんぽ」
● 歯音歯茎音の[t][d][ɾ][n]などの前では[n]
  *歯音歯茎音とは上前歯の裏側とその上部の歯茎に舌先が触れて音を出すもの
  この[n]は英語の{pen}の{n}の発音と同じです。
● [k][ɡ][ŋ]の前では[ŋ]
  *鼻濁音。舌の根本を軟口蓋につけて、声を鼻から出す。
   「さんか」「さんが」「さんのう」
●[ɲ] の前では[ɲ]
  *これは「に」及び「にゃ、にゅ、にょ」にのみ使われるもので硬口蓋鼻音という。軟口蓋の手前の硬口蓋に舌を当てて出す音。「にんにく」「こんにゃく」  
● 母音や半母音(aiueowshj )の前ではそれに近い鼻母音(例えば、[i][j]の前では[Ĩ])になる。
  「しんあい」「じんいん」「しんうち」「しんえい」「しんおう」「しんや」「こんわく」「しんせい」「さんはん」

 最後の二つはわかりにくいですよね。無意識にやっているので、意識するとちょっとわけがわからなくなります。




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