フェスティバル [楽曲内容]

今日はお疲れ様でした。

先生方の講評をいただきました。
須藤礼子先生
 よく訓練された声でハーモニーのバランスのよい合唱団。
 この人数だとpiano音量大きすぎ。
 アルトの音質がいつも同じにきこえる。工夫してみて下さい。

鈴木茂明先生
 少人数ながら安定したハーモニー。美しい!
 日本語のニュアンス、持ち味を一層生かせると大変素晴しくなりますね。
 若々しい声! 柔らかく無理押ししない声が良いハーモニーを生んでいますね。
 この方向で今後も深め続けて下さい!

清水昭先生
 最初の二曲はアカペラという事もありちょっと慎重な音楽になりましたが、暖かみを感じる音色でこの作品の世界を上手く表出していたと思います。
Sing me a Song は私も大好きな曲。心地よい音楽、楽しく聴きました。本当はタンバリン、トライアングル付きで聴きたかったな!

 CDももらいました。
 データ分割し、アップしました。Sing をクリックし、保存するを選択してください。ダウンロードできます。
http://isidora.sakura.ne.jp/data/Musics.html

弦楽器等とのアンサンブル [楽曲内容]

パナムジカで楽譜をちょっと探してみた。

同声(女声)合唱とピアノ(弦楽オーケストラ)のための「じゅうにつき」 鈴木輝昭作曲
http://www.panamusica.co.jp/ja/product/12858/

女声合唱・ヴァイオリン・ピアノのための「ヴィヴァルディが見た日本の四季」 信長貴富作曲
http://www.panamusica.co.jp/ja/product/11851/

女声合唱、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「青猫」の五つの詩 西村朗作曲
http://www.panamusica.co.jp/ja/product/4469/

どれもおもしろそう。

関係ないけど、アカペラの曲。
女声合唱のための組曲「子猫物語」 松下耕
http://www.panamusica.co.jp/ja/product/3931/
合唱団の耳を育てるための曲集だそうで,松下さんの出世作。
歌ったことあります?


さらに関係ないが、去年よく売れた楽譜の中から。
Cantate Domino in B♭- Psalm 96 [SSA] 松下耕作曲

やさしさに包まれて・続き [楽曲内容]

花いかだは以下を参照。素敵な写真です。
http://makira9482.blog70.fc2.com/blog-entry-702.html

空豆はみなさんご存じでしょうが……。
http://www.sakuichi.com/blog/2010/02/post-52.html

関係ないけど、花はこんな感じ。空豆の花.jpg
ざぜんそう、別名だるま草。仏焔苞のあるものではなんといっても水芭蕉が有名ですが、座禅草は水芭蕉よりも早く咲きます。山の中でよく見かけますね。
ザゼンソウ.jpg
ごきぶり。これはリアルを思い浮かべるとよろしくないので、戯画化しおくことが必須かと思われます。ゴキブリ駆除会社の絵が悪くないかな~
http://www.gokiburikujo.jp/
くちなし。果実が熟しても割れないからという説が名前の由来として有力なようです。ほかにもいくつかありました。
物言わずとも香りでわかると……いうようなことではないかと推測したのですが、そういう説はありませんでした(^0^;)
くちなしの実。
くちなしの実.jpg
そして花。
くちなしの花.jpg
これは詩が、朱の実を見て、夏の白い花を想い出す、という粋な構成になっていて、いいですよね~。

やさしさに包まれての草花など [楽曲内容]

イメージを持って歌うことが大切ですよね。ということで、フリー素材からちょっと写真を拾ってみました。でも、本当に知りたいものはないので、リンクだけ。
まずはコスモス。
コスモス2.jpg
コスモス.jpg
雨にうなだれることもありますけど、むしろくたびれてくるとそうなる。雨中でも結構元気に咲いてます。
藤.jpg
藤2.jpg
藤です。
次はなつめ。初夏のみどり。
http://azusaya-hidatakayama.blog.so-net.ne.jp/2008-03-05
完熟するとこうなる。
http://masaji.at.webry.info/200810/article_52.html
星月夜。「ほしづくよ」(ほしづきよ、とも言う)満天の星で、月夜のように明るいという意味。
星月夜.jpg
星月夜 (2).jpg
曼珠沙華
曼珠沙華2.jpg
曼珠沙華.jpg
那須に有名な群生地があるようです。
http://www.nasukogen.org/spot/detail.html?id=911060205
東京近郊の人間には巾着田が有名だけど。
たんぽぽの綿毛。
たんぽぽ2.jpg
たんぽぽ3.jpg


ルロイ・アンダーソン [楽曲内容]

今日の音取りが結構ひどかったので、私も含め、みなさんきちんと楽譜を見直して、音を完全にしてきましょう。
もとの曲を聴けば、自分のパートが何を演奏しているのかがわかると思うので、もとの曲を聴いて、乗れるように練習しておけば、次回は合唱になるんじゃないでしょうか?

歌い方について [楽曲内容]

たまです。上手く歌えないので、近くにお住まいのヴォイトレの先生にレッスンをお願いしました。
受けた注意点を書いておきます。参考になれば幸いです。

【雪の絵本】
出だしの「ゆ」は 「IYU」という音だが、それをきゅっと短く縮めてすぱっと出す。
「ふりしきる日は」ふのFとひのHを出す。
 ここはもっとしゃべる。だから、歌おうとは思わないこと。
「きのうときょうの」「う」で伸ばすところは「お」の音で歌い直すと,おの響きが残ってきれいになる。
「うわさ」の「う」は深く。
「むかしの」ここをしっかり出す。上から降りてくる前のファの音の出し方と切り離し、切り替えて歌う。
「あすへとつづいていた」「あ」をはっきり、「て」は飛び出てしまうので母音の「え」はないものと思って歌う。

【だれもいそがない村】
「むらがある」「ら」で上がるところは「む」をしっかりだす。上手く歌えないところは,たいていの場合、その前に原因がある。
「むらのはなし」もっと言葉は出してもよい。
「そのままで」の「で」やはり開きすぎないように,エ母音はないものと思って歌う。

【移る季節】
「埋まった」「やって」というように促音の入るところが重い。全部を歌いすぎているので、あまり歌い込まない。
三拍子のリズムは体を左右にスイングして練習すると乗りやすい。みんなで合わせてやるとよい。

【われもこう】
「うたを」「た」に上がるときに開きすぎる。「う」をしっかり歌い、その勢いで上がって、押さない。どれも同じ感じで、一線になるように歌う。
「忘れても」の「れて」はやはりエ母音はないものと思って歌う。
「のべのほくろのような」……ここも全体に母音はないものと思って歌う。そうするときれいになる。
「われもこう」「きのう」「う」は「お」の音をしっかり出して響かせる。

【南の絵本】
「いいんだよ」一つ一つの言葉をもっとしゃべる。「いっぽんいっぽん」も同じ。ともすると歌いすぎてだらーっと流れる。
「汽車に乗り遅れたら」ここも歯切れよく。全体にレガート過ぎる。
最後の「いいんだよ」「よ」を伸ばす時、おの口を丸くして響きを出す。

☆特に言葉の出し方について、とても勉強になりました。その瞬間は出来るんだけど……の繰り返しであるような気がします。

【風の季節・花の季節】まとめ [楽曲内容]

たまです。
『風の季節・花の季節』は今日で一段落だということなので、これまでのまとめをしておきます。
繰り返しになると思いますが、もう一度確認しておいてください。
全体の曲の流れをしっかりと把握し、かつ、細部の表現をよく理解して、次回の練習の時には、後戻りしないようにがんばりましょう。
〔★はたまの私見、及び、本日の練習の録音から感じたことです〕

『雪の絵本』
★指揮者の指示は、総体として緊迫感を示しています。雪に降りこめられることのある種の切迫感。最初はそれほどでもない緊迫感が中盤の掛け合いで高まり、そして「時の白い」という部分で明るくなって緊迫感がややとける。雪が作る白い闇の彼方に明日へと向かう光が見えて終わる、というイメージです。
【A】〈雪のふりしきる日は昨日と今日の境がなかった〉……ピアノのまま、大きさを変えない。音程「さかい」が上下各パート低いので注意。五度での行きつ戻りつをしっかりと。(★戻ってくるときに低い!)
 アルト二度目の〈境がなかった〉の前でブレス。〈ゆき〉のゆはI(アイ)が入ることを意識する。〈き〉は平べったく開かない。口は〈う〉の形から大きく変わらない。
【B】〈南の島の~話も〉……ぶちぶち切らず、一つの線で歌うように、なめらかに。
〈そだをくべるように〉……〈を〉〈る〉〈に〉が大きくならないように。〈そだを〉〈くべる〉〈ように〉それぞれまとまるような感じで。
【C】〈雪のふりしきる日は昨日と今日の境がなかった〉……音程〈さかい〉下がらない。
 ソプラノ・フレーズの最後のフェルマータ部分……一旦確実に音を止め、それからクレシェンド。
【D】〈ゆき〉の繰り返しで執拗な感じを意識をして歌う。テンポアップするピアノをきちんと聞いて、遅れない。
 〈こどもの〉ピアノから始め、長いフレーズでクレシェンド。〈の〉〈と〉など長くなる音が大きくなりがちなので、大きくしない。
 〈ゆき〉で掛け合いをやるところは、互いを意識して。32小節の〈ゆ〉でそろうところが強さのピーク。そのあとはエコーだと考える。後半からクレシェンド。
 ★〈馬の吐く〉の〈は〉のH音が聞こえず〈あく〉と聞こえる。
【E】メゾ〈U〉インパクトを持って入る。〈むかしのみちも〉の音を取り直す!
 38小節は音が明るくなるところなので、決して暗くならない。
〈しろい〉S音を意識するが、音はむしろsubP気味に。★アルトが遅れて入ってくるこの小節は音がいまいち合っていない。
 〈が〉で伸ばすところ、小さくならないように。
 45小節は、伸ばしているソプラノ、メゾは動いてきて重なるアルトにテンポを合わせる。45小節頭の〈た〉はテヌート。★ここがきちんとできていないので次の〈つづいていた〉の入りがバラバラ。


『だれもいそがない村』
★コミカルに、という指示。少し遊ぶような感じがあってもいいのかも……。ただきれいに歌えば完成という曲ではないと思う。
【A】〈あの丸木橋をわたると~〉1回目のユニゾンは序章で、三部に分かれる2回目から物語が始まる、という意識を持つ。
 スタカートは切りすぎないが、きちんとつける。
 〈丸木橋〉は丸みが分かるような歌い方を工夫する。
 ★〈むら〉でdに上がるところ、音程も発声も悪い。
【C】メゾ〈まめのつるにまめのはな~〉レガート。★〈な〉で上がりきっていない!
 〈そのままで~〉から〈かげぼうしになる〉にかけてリタルダンドしながら大きくする
【D】〈北の大臣と〉〈南の酋長が〉……遅れない。
 〈ほんと〉1回ごとに大きくする。★〈ですか〉〈すか〉は抜き気味でもいいという指示でしたが、〈で〉まではクレシェンド。大きくなっていなくて腰砕けな感じ。
【F】〈まるい木の実にやすむかぜ じゃんけんしてるこどもたち〉歌いこまず爽やかに。ソプラノの「U~」は、風を表しているので、より軽く。
 〈そのままで~〉は、アルト、メゾ、アルトと3回通す間にリタルダンドしていき4回目のソプラノ、アルトのユニゾンからコンモートなので、遅れない。(★メゾの音程が悪い)
 ★〈A〉下の方から出始めるので、少ししゃくるような感じが各パート共にある。
【G】〈西でトラックが〉……出る位置を間違えない。〈東で貨物船が〉出遅れない(★ここ、バラバラです)。


『移る季節』
●白い可憐な花で埋まった高原をイメージして。空が高く、空間が広い感じで。
【A】〈白い花〉の〈は〉に開くところは、平べったくもやけに深くもならないように、明るい「あ」で。
 この部分は4小節ワンフレーズ、ノンブレスでなめらかに。
〈地球の丸みに気がつく〉三部に分かれて、ここから音楽が大きく動いていくので、和音をよく感じること。
【B】〈くものかげがゆき〉助詞部分が大きくならないように注意。
 〈ひとつ〉のH音を出す。(いとつに聞こえる)
【C】メゾ〈わたしたちがみちしるべさがして〉4小節一息で。
【D】ア・テンポなので遅れない。〈やますそに〉この〈に〉伸ばす音なので大きくなりがち、ここは引き気味に。
【E】〈花の季節〉のH音を出す。
【F】メゾ・ハミングをしっかり出す。〈U〉入りをはっきりと(★ただし下からしゃくらない)
【G】アッチェレランドに乗り遅れない。(★指揮にかなり遅れを取っていたので注意!)

『われもこう』
●ピアノ伴奏とは対照的にのびやかに歌う。フレーズの最後まで力を抜かず、休符の直前まできっちり伸ばす。
【A】休符でしっかりブレスをしつつも、前へ歌う。(★新実先生の指導で、ブレスも表現に使う、というのがあったが、そんな感じか)
【B】〈わすれても〉のW音出す、メゾ〈うたうのはわすれても〉流れない。むしろ区切って歌うぐらいの気分で。
 アルト35小節〈のべの花は目に〉一息で。
【C】〈都を出て〉以後、どこが主旋律ということはないので、互いに自分のパートをアピールするように。ただし歌いすぎてピアノ伴奏に遅れないこと。
〈かおをわすれ〉3連符が遅れぎみ。アッチェレランド気味に、勢いよく駆け上がる感じで。そのあとの〈わすれ〉の〈わ〉にアクセントを付けないように。
【D】〈えんじ〉のNの音、なめらかに移っていく感じで。〈いろ〉で言い直す。
【E】音量は小さいままで淡々と、歌詞だけを浮かび上がらせるように。母音を長めにする。K音が繰り返されるので、子音を少し長く。〈おくらん〉母音Uを深く。
【F】〈われもこう〉〈はなばなに〉なめらかに。
【G】〈川の音が遠く〉一息で。〈はなばな〉クレシェンドの始まり部分で少し音量落とす。
 〈つぶやきあふれ〉三連符はテヌート気味に。以後、アクセントとマルカートを忘れない。メゾの二度目の〈わたしは〉はレガートで。
 最後の〈す~〉で伸ばす部分は、きつくならないように。
 最後のハミングはアクセントを付けない。茫然自失な感じ。

『南の絵本』
●この歌の世界は広々としているのだというイメージを常に持って、のびのびと歌う。
●また、四度の和音が基調になっているので、それを感じること。
●エコーになっているところは順次小さくしていく。クレシェンドはただ強くしていくだけでなく、一度落としてからまた膨らませるというように、効果的に使う。
【A】〈いそがなくたっていいんだよ〉〈が〉鼻濁音。〈て〉えの発音注意。〈んだ〉鼻に。〈オリイブ〉「おりーぶ」にする。リとイを分けない。(★しかも均一に伸ばすのではなく、後半は軽くなる感じ)
【B】〈いそがなくたって〉最初と音色を変える。
 18小節〈よ〉で伸ばすところ、ピアノで入って、クレシェンド。
【C】〈汽車〉遅れない。〈ジプシイの〉ここのクレシェンドは多めに。乗り遅れることも喜びに変える感じ。
【D】クレシェンドの盛り上げ方を考える。〈らいせ〉で一度ピーク、そこから少しデクレシェンドして、また〈たどり〉でクレシェンドをかけていく。〈はがき〉がっしりした感じ。力をこめて歌う。
【E】〈はしっても〉はっきり聞こえるように。特に〈はし〉。〈も〉ばかり大きくしない。
【F】〈あるいてとどけても〉クレシェンド
【G】〈よ〉で伸ばすところ、きちんと伸ばしきる
 〈たねをまく人の歩く速度で〉一息で。もっと一つの線で歌い、上下にがたがたしない。ユニゾンなので、全体できちんと響きを合わせる。

合唱フォーラム(承前) [楽曲内容]

【やさしい魚】
「鳥が」
6/8は日本人が苦手な拍子だと言われている。これは実は二拍子である。2拍で回転する、というイメージである。
〈つぼみを〉〈を〉で伸ばす部分に膨らみ(クレシェンド。デクレシェンド)
〈はをしげらせる〉〈げ〉で伸ばす部分に膨らみ(クレシェンド。デクレシェンド)
 ★全体に言えることだが、この膨らみの指示をすると、大きくしっぱなしで弱めない人がいる。ちゃんと小さくする。
 〈trara〉明るく、軽く。
 42ページ下段からは特に、ときめくような感じ。アルトのすばらしいボカリーズの前哨戦であり、ここで、何か素敵なことが起こる、という予感を聴衆に抱かせねばならない。
 最後の 〈trara〉タイで伸ばすところ、遅れない。
 次のピアノ〈とりが〉かなりゆっくり。そして、明るく。四小節ワンフレーズ、ノンブレス(カンニングで対応)
 〈そして〉このあとに、重大な宣言が来るので、ここはどっしりと、分厚い感じで。
 〈とりのように〉マルカート、〈花のように〉レガートの対比は、後半を充分に柔らかい感じにすることで際だたせる。

【火の山の子守唄】
 全曲だったので、指示はあまり多くありません。音取りに時間をやや取られました。私が苦手なマカーム旋律風のところはみなさん、苦労なさっていました。
「青い花」
 恋の花はまだ咲いていない、その予期、未来への空想、というようなものがある。「かもめ鳴く町の影吸わせたなら」など、非常に粋。そういう言葉を感じて。
〈ゆれる〉のY子音テヌート
〈はるたつかおり……〉華やかに
〈ふたば〉のF子音テヌート
 ラララで旋律を歌ったあとの〈ひとしずくのみなみのうみ〉ソプラノ〈しーず〉〈みーの〉少しわける感じ
〈きみのめに〉甘く
 最後の〈ふたばに〉〈に〉で伸ばすところ、メゾアルトの音型に沿ってふくらませる(クレシェンド、デクレシェンド)★ソプラノもやる。

「夢幻」
〈tun〉のところは、他のパートを頭の中で歌う。

「傘もなく」
〈このての〉以降の、ソプラノ・メゾが順に歌い止めていくところは、引く。(ソプラノなら〈こ〉と出したら引く、メゾは〈て〉と出したら引く。以下同じ。★私の予想は外れました(笑)

「落葉」
 特に指示なし。

「夏のデッサン」
〈はすのはな〉後半に向かってクレシェンド
〈たびのはての〉この部分のクレシェンドは、空間が広がっていくような感じ。
〈tun 〉のところは、他のパートを頭の中で歌う。

「ぼくという名のひとり」
 特に指示なし

「春」
〈こいよ〉のK子音テヌート
★スタカートテヌートは、8分前後の長さで切るような歌い方。余韻がある感じよりは、ぱっぱっと切る感じの指揮でした。でもそれは私たちがあまりに切らなかったせいかもしれない……。

「火の山の子守唄」
〈よるが〉のY子音テヌート
〈ねむれ〉1番カッコの中でリタルダンド
 最後のppに行く前の〈ひとりで〉〈で〉でリタルダンド 

 以上です。
 記憶と楽譜への書き込みに頼って書いていますので、落としていることがあれば、他の参加者の方、適宜訂正してください。

 

八ヶ岳合唱フォーラム [楽曲内容]

たまです。二日間、フォーラムに参加しました。たいへんに楽しく、有意義な二日間でした。
内容を報告しますが、長くなるので、いくつかに分けます。
まず、新実先生が、楽譜にはない指導をされた部分について書きます。楽譜に書き込んで、みんなで情報を共有してください。我等の指揮者、また、他団の指揮者がどのような指揮をするのかはわかりませんが、新実先生はこうだったとわかる形で(ペンの色などを変えて)、書いておきましょう。

【つぶてソング】
 大震災と原発の過酷事故でやり場のない怒りや悲しみを覚えた。旧知の(一緒に福島の歌とか校歌などを作ったことがある)和合亮一が詩のつぶてを書いていると聞き、その詩に曲をつけることにした。作ったら、すぐに演奏録音してYouTubeに流した。臨場感というか、作ってから間を置きたくなかったので、そうした。役に立ったかどうかとかはわからないけど、支えにしてくれた人もいるかな。

「あなたはどこに」
 〈あなた〉……これは大事な人。だから、思いをこめる。特に「あ」の出だしが大事。
 〈かぜにふかれていますか〉……クレシェンドの位置を後半にずらす。〈いますか〉で大きくする。
 この〈か〉はK音が少し長めに入る感じ(新実先生がおっしゃったわけではないが、これを子音テヌートと仮に呼んでおく。何度も出てくる指示なので)同部分〈ま〉のMも子音テヌート。
 〈あなたのいのちも〉……レガートは優しさ、慈しみの表現である。
 〈けっしてうばわれるために〉……リゾルートは強い表現である。その後ろでブレス。
 35小節〈と〉伸ばす間にクレシェンド。


「燃えあがろう」
 〈むねんに〉……〈む〉の出だしに力をこめる
 23小節から始まる〈むねんに〉……弱くならない。
 27小節〈ら〉……二拍ではなく、三拍伸ばす。
 32小節〈い〉で伸ばす音……気持ち的にクレシェンド
 最後のハミング……出だしはアクセントを付けて、あとは引く。最後はピアノの余韻にとけこむように。

「誰もいない福島」
 人がいないけれども、今はたまたまそうなのであって、人は本当はいる。というイメージ。和合さんの詩から暖かさを感じ取ったのであり、だからこういう曲想になっている。「だれもいないふくしま」は淋しく歌われてはならない。やさしくやわらかく歌う。
 最初の各パートが順に入っていくところ、全パートmpではなくpに。
 この部分は、ピアノから少しずつ大きくしていくのとは違う。全パートはピアノで入って来て、ピアノを保ち、大きくはしない。厚みが増していく効果になっている。
〈つめたいかぜが〉気持ちノンブレス
〈きそうように〉……きそうよおに(きそおよおに ではない)
〈わたしのははのこころのおくに〉……ノンブレス
〈こころのおくに〉の〈こ〉子音テヌート
〈あめにぬれた〉……アルト、しっかり出す
〈ちいさなぬま〉の〈ち〉子音テヌート
〈だまっている〉……アルト、メロディアスに
 最後の〈だれもいないふくしま〉……より一層やわらかく
〈あめがあがる〉……その前がクレシェンドで大きくなったあと、パートになるのでやせないように。
 このあとのソプラノデクレシェンドの位置を前にずらし、小節の頭から小さくしてピアノにする。
〈うぶごえが〉えーがーと伸ばす部分で脱けてしまわない。
〈大きく強く〉ノンブレス
〈たくましい〉アクセント
〈あさだ〉巻き気味に
〈ahーーー〉non rit

【やさしい魚】
「天使」
〈まなざし〉……〈し〉は無声音にする
〈みえる〉……メゾ上が動いて膨らませる(てクレシェンド、デクレシェンド)。全パート同じようにするので、頭の中でメゾ上を一緒に歌う。
〈まなざし という〉ノンブレス
〈ハミング〉二小節目から音型に沿ってクレシェンド、デクレシェンド
〈おなじように〉〈つばさの〉……〈じ〉〈の〉で伸ばすところ膨らませる(てクレシェンド、デクレシェンド)
〈きずが〉……〈が〉伸ばす間にクレシェンド
〈そして〉……sub p 気味に。
〈ひどいこと〉……スラー部分三小節ノンブレス
〈いっしょう〉……低い〈い〉を出し、〈しょう〉では引き気味に
 転調後のハミング・下段のメゾが主旋律である部分は気持ちクレシェンド。むしろその後ろのクレシェンドで一気にフォルテに。そして直ぐにデクレシェンド。
〈ahーー〉に入る前にブレス。そしてこのブレスをする音も表現に使うこと。
〈みえる〉……〈る〉R子音テヌート。

続きは次回。

風の季節 [楽曲内容]

やっぱり間違いを見つけましたので、訂正版をアップロードします。ピアノの間違いは聞き流して下さい。曲全体の雰囲気をつかむための、演奏です。